カンテラの・・・

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特撮オタク。映画も見る。

オタクで良かった 『レディ・プレイヤー1』

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プロフィールにラブライバーで特撮オタクって書いときながら全くそれ関連の記事を書いてないことに気づいた今日この頃。『レディ・プレイヤー1』観てきました。

この映画、ある意味で最大級のクロスオーバー映画じゃないでしょうか。

この映画の目的がイースターエッグ(隠し要素)を探すのが目的であるようにこの映画にもイースターエッグがたくさん。もはや隠しでも何でもない。バックトゥザフューチャー、アイアンジャイアントキングコングガンダムetc・・・どえらい数のキャラクターが画面のあちらこちらに。いろんな年代のキャラクターをかき集めてできたこの映画。一回見ただけではすべてを把握するのはとてもじゃないけどできません。80年代90年代のものが多めで、お父さん世代が一番観ててテンションが上がったんじゃないでしょうか。もちろん、OVER WATCHのトレーサーや、ストリートファイター春麗などの今の若い世代も知ってるキャラクターもたくさんいました。スピルバーグ監督の頭の中を全部出し切ったような映像内のキャラクターの密度。次々と出てくるいろんなキャラクター。オタクだということをこれほど喜んだことはないでしょう。

まず主人公。もう主人公の見た目がいい。メガネにチェックのシャツ、リュックサックにジーパン。もう見るからにオタク。これがいい。この映画の世界観にぴったり。彼だからこそ2045年のレースにデロリアンを使うし「AKIRA」のバイクも知ってるし「シャイニング」のエレベーターや「ATARI2500」のイースターエッグを知ってても不思議じゃない。設定にまるで違和感がなくなるんですよね。

話の舞台はジェームズハリデーが作ったVRゲームの世界「オアシス」。プレイヤーは自分の好きなキャラクターをアバターにできる。ハリデーの死後彼の残した遺産とオアシスの運営権を手に入れるためハリデーが残したヒントをもとに三つの鍵を探す。そのヒントっていうのがハリデーの過去にあるんですよね。オアシス内で見ることができるハリデーの過去。もう何から何まで全部赤裸々に見れる。オアシスの制作秘話から恋愛事情まで、こんなもの残さなくてもいいのに・・・

 

 

そしてこのオアシスの世界、もうめちゃくちゃ楽しそう。どんなキャラクターにもなれて何でもできる。今のVRより少し進化して触れられた感覚や触った感触が特殊スーツとグローブで直に伝わる。これもうちょっとで実現しそうですね。この技術で世界中に普及してるんだからかなり手軽に作れるようになってるんでしょうね。

最初に述べた通りこの映画にはえげつない数のキャラクターが出てきます。それを一番見ることができるのは間違いなくあの雪原の戦いでしょう。タートルズが連携して戦い、アイアンジャイアントがビームで敵を蹴散らし、デロリアンが雪原を駆け抜け、チャッキー人形が次々と敵を切り裂いていき、そして「俺はガンダムで行く」のセリフとともにガンダムが空から現れる!正直それまでのシーンのキャラクターの密度が高すぎてガンダムのシーンの前にテンションブチ上がりでガンダムのシーンの盛り上がりについていけませんでした。お金の余裕があれば何度も見てキャラクターを探したいシーンの一つです。お金がないので泣く泣くBDが出るまでガマンですかね。原作ではこのシーンで主人公はウルトラマンに変身するらしいですね。それも見てみたかった。ともかくBDの発売がめちゃくちゃ楽しみです。できることなら劇場で観たいけど!

 

この映画は、本当にどの世代のオタクでもセンサーが反応するほどキャラクターがわんさか出てくる映画です。オタクだった人、今オタクの人、ライトな人もがっつりな人ももちろんオタクじゃない人も楽しめる最高のスピルバーグ作品です。まだ観てない人はぜひ。